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ワーファリンによる抗凝固療法について
不整脈の一つである心房細動の方や、心臓弁膜症で、心臓手術を受け、人工弁の置換術を行った方は、 ワーファリンによる抗凝固療法が必要となります。
- 心臓弁膜症
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- 大動脈弁閉鎖不全症
- 大動脈弁逆流症
- 大動脈弁狭窄症
- 僧帽弁閉鎖不全症
- 僧帽弁逆流症
- 僧帽弁狭窄症
- 連合弁膜症 など
これは、心臓内の血栓を形成を予防するために必要となります。
血栓による脳梗塞、脳卒中を予防するために、ワーファリンは規則正しく内服するようにしましょう。
ビタミンKは、ワーファリンの作用を打ち消すように働きます。
ビタミンKを多く含む食品、特に納豆は、ワーファリン内服中は食べてはいけません。
また、ワーファリンが体に多すぎると、出血の際に凝固されなく、大量出血になってしまいます。
例として、
- 無症候性の消化管出血
- 頭部打撲による硬膜下血腫
- 脳出血
などの重症化があります。
定期的に血液凝固検査を受け、ワーファリンの量を適正にコントロールする必要があります。飲み忘れに注意しながら、適切に内服してください。